「退職したいけど、会社が辞めさせてくれない…もうバックレようかな…!」
会社から退職を引き止められて、仕事を辞められない状況に悩んではいませんか?
退職したいのに、仕事を辞めさせて貰えないと、「いっそのことバックレてしまおうか」と思うかもしれません。
しかし、バックレは絶対にNGです!
この記事を読むと、バックレの危険性や、辞めさせてくれない会社をバックレずに退職する方法がわかりますよ。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
✅本記事の内容
- 辞めさせてくれない会社はそもそも「法律違反である」という話
- バックレが危険な5つの理由
- 辞めさせてくれない会社をバックレずに辞める3つの方法
Contents
バックレる前に知っておこう!辞めさせてくれない会社は法律違反

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まずは「そもそも退職したのに辞めさせてくれない」という状況は、「法律違反である」ということを知っておきましょう。
法律上、労働者には「退職の自由」が認められています。
【民法627条1項】当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する。
(引用元:日本法令検索:)
民法627条1項に退職の自由が規定されており、正社員に雇用期間の定めはないので、この法律に該当します。
解約とは雇用契約の解約のことであり、「退職」のことを示しています。
そのため、退職したい日の2週間前に「退職の意志」を伝えれば、会社を退職することができます。
つまり、辞めさせてくれないという状況がそもそも「法律違反」ということです。
しかし、会社側が法律違反をしているからといって、バックレ退職をしてはいけません。
辞めさせてくれない会社をバックレるのは危険な5つの理由

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仕事を辞めさせてくれない会社側も法律違反をしていますが、バックレにはかなりリスクがあります。
場合によっては、損害賠償請求される可能性や、再就職に不利になる可能性があるでしょう。
ここからは、辞めさせてくれない会社をバックレるのは、危険な理由について解説していきます。危険な理由は、以下の5つです。
✅バックレが危険な5つの理由
②警察に捜索願を出される可能性がある
③転職活動に悪影響が出る
④懲戒解雇になる可能性がある
⑤退職書類をもらえない可能性がある
バックレるのは危険な理由①親(身元保証人)に連絡がいく
1つ目の理由は、「親(身元保証人)に連絡がいく」です。
あなたが会社をバックレると、会社はまずあなたに電話で連絡をするでしょう。
そして、何度連絡してもあなたが電話に出ないと、親(身元保証人)に連絡されます。
・事故や事件に巻き込まれているのでは?
上記のように、会社側は様々な状況を想像し、本人と連絡が取れなくなれば、次はあなたの親に連絡するでしょう。
あなたの親(身元保証人)に連絡しても、あなたの行方が分からなかった場合は、警察に捜索願を出される可能性もあります。
バックレるのは危険な理由②警察に捜索願を出される可能性がある

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2つ目の理由は、「警察に捜索願を出される危険性がある」です。
会社側は、あなたが会社をバックレた場合、以下の手順であなたの行方を捜します。
②自宅を訪問する
③親(身元保証人)に電話をかける
④警察に捜索願を出す
会社をバックレると、親に連絡が行くだけではなく、警察に迷惑をかけてしまう危険性があるということを十分覚えておいてください。
バックレるのは危険な理由③損害賠償請求される可能性がある
3つ目の理由は、「損害賠償請求される可能性がある」です。会社側は、バックレた社員に対して、損害賠償請求することも可能です。
そのため、あなたが会社を無断で「休んだ or 辞めた」ことによって、損害が発生すれば、訴訟されるかもしれません。
しかし、損害賠償請求される可能性は実際は低いです。なぜなら、以下の理由があるからです。
・裁判費用がもったいない
・バックレた社員のために裁判を起こす労力がもったいない
損害賠償請求される可能性は低いですが、損害賠償請求されるリスクがあるということは、しっかりと覚えておきましょう。
バックレるのは危険な理由④懲戒解雇になる可能性がある

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4つ目の理由は「懲戒解雇になる可能性がある」です。
会社の就業規則には、○日以上無断欠勤が続いたら、「懲戒解雇にする」という規定があるでしょう。
「懲戒解雇」されてしまうと、無断欠勤する日までに働いた分の「給料」はもらえますが、退職金がもらえない可能性があります。
なぜなら、再就職の際に提出する「離職票」や「退職証明書」を見れば懲戒解雇をされたことがわかるからです。
面接時に「懲戒解雇」を隠して入社できても、入社後に嘘がバレたら経歴詐称で転職先の会社にも解雇されてしまいます。
そのため、会社をバックレたことで懲戒解雇になってしまうと、あなたの経歴に大きく傷がつくでしょう。
バックレるのは危険な理由⑤退職書類をもらえない可能性がある

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最後に紹介する理由は、「退職書類をもらえない可能性がある」です。
バックレをすると退職する時に必要な書類をもらうことが難しくなります。退職書類を受け取ることができないと、以下の不都合が起こるでしょう。
- 失業保険の手続きができない
- 転職先に入社書類を提出できない
また、保険や年金の切り替えの手続きも、退職書類がないと原則することができません。
会社をバックレると、退職後に必要な手続きのときに、困ることになるのです。
そのため、バックレは絶対にやめておきましょう。
辞めさせてくれない会社で働き続けるのは時間の無駄

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ここまでバックレのリスクを紹介しましたが、辞めさせてくれない会社で働き続けるのは「時間の無駄」です。
法律違反をするようなブラック企業で働き続けても、幸せな人生を送ることは難しいでしょう。
人生は一度きりです。ブラック企業で人生の貴重な時間を消耗するのはやめましょう。
これから、ブラック企業であなたの人生を無駄にしないためにも、辞めさせてくれない会社をバックレずに辞める方法を紹介していきます。
辞めさせてくれない会社をバックレずに辞める方法

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これから紹介する方法を使えば、スムーズに退職できますよ!
辞めさせてくれない会社をバックレずに辞める方法は、以下の3つです。
✅辞めさせてくれない会社をバックレずに辞める方法
②労基に相談する
③退職代行サービスを使う
それでは、辞めさせてくれない会社をバックレずに辞める3つの方法を、1つずつ丁寧に解説していきます。
①証拠付きで退職の意志を伝える
最初に紹介する方法は、「証拠付きで退職を伝える」です。
「辞めたい」と口頭で伝えていたのに辞めさせてくれなかった場合は、証拠を残すようにして「退職の意志」を伝えましょう。
退職の意志を伝えた証拠を残せば、辞めさせてくれないときに、労基などに相談しやすくなります。
証拠を残す手段には、「メール」を使うと良いでしょう。メールならば、文章としてしっかりと証拠が残ります。
メールで退職を切り出す方法については、以下の記事で詳しく紹介しているので、良かったら参考にしてみてくださいね。
②労基に相談する
2つ目に紹介する方法は、「労基に相談する」です。
会社をやめさせてくれない時には、労働基準監督署に相談すれば会社に勧告してもらえる可能性があります。
労基から勧告されれば、会社側は法律違反しているということに気がつき、退職させてくれる可能性があるでしょう。
労基に一度相談してみてもいいかもしれません。しかし、労働基準監督署は証拠がないと、中々動いてくれない可能性があります。
仕事を辞めさせてくれない証拠をつくるのは、なかなか難しいですよね。
退職を引き止められている発言を録音するくらいしか、証拠を残す方法はありません。
③退職代行サービスを使う【裏技】

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3つ目に紹介する方法は、「退職代行サービスを使う」です。
退職代行サービスとは、退職の意思を代わりに会社へ伝えてくれるサービスのことです。
このサービスを使えば、あなたの代わりに、会社へ退職の意を伝えてくれるので、バックレたことにはなりません。
- 一言も上司と話さずに退職できる
- 最短で即日退職可能
- 退職後の手続きのサポートもしてもらえる
退職代行サービスを使えば、会社を辞めさせてくれない場合でも安全に退職することができますよ。
この機会に、退職代行サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
本記事では、「バックレが危険な5つの理由」と「辞めさせてくれない会社をバックレずに辞める3つの方法」を紹介しました。
最後にもう一度、おさらいしましょう。
✅バックレが危険な5つの理由
②警察に捜索願を出される可能性がある
③転職活動に悪影響が出る
④懲戒解雇になる可能性がある
⑤退職書類をもらえない可能性がある
✅辞めさせてくれない会社をバックレずに辞める方法
②労基に相談する
③退職代行サービスを使う