無断欠勤のまま退職しようと考えてはいませんか?
無断欠勤していると、退職を上司に伝えるのは気まずいですし、できればもう二度と会わずに退職したいですよね。
しかし、無断欠勤のまま退職することは、デメリットが多く、場合によっては訴訟されることがあります。
本記事を読むと、「無断欠勤のまま退職するデメリット」と「会社とトラブルにならずに退職する方法」がわかりますよ。
是非最後まで読んでくださいね。
✅本記事の内容
・訴訟を起こされる危険性
・無断欠勤のまま退職する方法
Contents
私も過去に欠勤のまま退職したことがあります

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私は、過去に欠勤のまま会社を退職したことがありますが、無事に円満退職することができました。
なぜなら、「欠勤すること・辞めること」をしっかりと、上司に伝えたからです。
「欠勤すること・辞めること」を上司にしっかりと伝えた上で、退職すると訴訟されるリスクは限りなく低いでしょう。
しかし、無断欠勤したまま退職すると、訴訟されるリスクがある上に、様々なデメリットがあります。
無断欠勤のまま退職するのはデメリットが多いのでNG

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まずは、無断欠勤のまま退職するデメリットについて解説してしていきます。
どれもあなたの将来に関わる大きなデメリットなので、無断欠勤のまま退職することをオススメできません。デメリットは、以下の3つになります。
✅無断欠勤のまま退職するデメリット3つ
②退職書類を受け取れない
③損害賠償請求される
デメリット①懲戒解雇される
1つ目のデメリットは、「懲戒解雇される」可能性があることです。
もし、懲戒解雇をされると、退職書類に「重責解雇」と書かれてしまいます。
退職書類に重責解雇という記載があると、今後、転職活動をする際に不利になるでしょう。
転職活動の際に、退職理由は必ず質問されます。
退職理由は基本的には、隠蔽できません。面接で嘘をつくと、経歴詐称になりますよ。
デメリット②退職書類を受け取れない
2つ目のデメリットは「退職書類が受け取れない」ことです。
無断欠勤のまま退職したら、場合によっては、会社から退職書類を渡して貰えないでしょう。
退職書類を受け取ることができないと、以下の不都合が起こります。
・転職先に入社書類を提出できない
また、保険や年金の切り替えの手続きも、退職書類がないと原則することができません。
デメリット③損害賠償請求をされる
最後に紹介するデメリットは、「損害賠償請求をされる」危険性があることです。
無断欠勤のまま退職したことによって、損害が発生すれば、企業側は債務不履行に基づいて、損害賠償請求をすることができます。(民法415条)
そのため、損害賠償請求される可能性があることは、頭に入れておきましょう。
無断欠勤のまま退職すると損害賠償される可能性は高い?

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無断欠勤のまま退職して損害賠償請求されるケースは、結論から言うと、ほぼありません。
なぜなら、以下のような理由があるからです。
・裁判費用の方が高くつく可能性がある
・司法手続きが面倒
会社側はあなたを訴える場合、多大な時間とコストをかけることになります。
あなたが会社に多大なる損害を加えた場合を除いては、訴訟を起こすことはないでしょう。
無断欠勤のまま退職した場合の裁判所の過去の判決を調べました。
しかし、損害賠償請求が認められたケースは、数件しかありませんでした。
無断欠勤のまま退職するのは法律上可能

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無断欠勤のまま退職するのは法律上可能です。
ただし、退職することを上司に何らかの手段で伝えていればです。
なぜなら、民法627条1項に、雇用期間の定めがない労働者は「いつでも雇用契約の解約の申し入れをできること」が定められているからです。
【民法627条1項】
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
また、退職することを伝えてから「2週間後」に退職できることが規定されています。
そのため、今からでも退職の意思を伝えれば、退職することができます。
しかし、退職の意思を伝えてから、2週間も会社に在籍しなくてはいけないのは、きまずいですよね。
即日退職する方を知りたい方は、以下の記事を参考にすると良いですよ。
【裏技紹介】仕事を即日辞めるための4つの手順と”秒で”退職する方法
無断欠勤をしたことがある人は意外と多い

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世の中には、無断欠勤をしたことがある人が意外と多くいます。
今までに仕事を無断欠勤したことがある人は、男性は17.4%、女性は9.1%いるのです。(出典:https://www.excite.co.jp/news/article/Sirabee_20161859510/)
しかし、無断欠勤をしたまま何も伝えずに退職すると、デメリットが多いです。退職するときには、しっかり上司に報告しましょう。
これから、無断欠勤をしたまま退職する際の手続きについて、解説していきます。
退職するときは報告をしっかりとしよう

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無断欠勤をしていると、退職を上司に伝えるのが気まずいですよね。
しかし、退職してしまえば、二度と会社の人と関わらなくてので、気まずいのは”今だけ”です。
退職することを上司に伝えれば、あなたには会社を辞める権利があります。
むしろ、会社側があなたを退職させずに、強制労働させると、会社側が労働基準法違反になります。
なぜなら、労働基準法第5条によって、使用者が労働者を強制労働させることは禁止されているからです。
【労働基準法第5条】使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。
法律上、強制労働させられることはないです。そのため、安心して上司に退職を伝えてくださいね。
退職を伝える手段について

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無断欠勤のまま退職を伝えるときは、上司に直接会って言う必要はありません。
伝える手段は、電話でもメールでも大丈夫です。
ラインなどのチャットツールは、年上の上司の中には良く思わない人もいるので、オススメできません。
電話で伝えるのが一番話が早いです。しかし、退職を伝えるのがどうしても気まずい人は、メールを使うと良いですよ。
もし、メールを送ってから、「直接言いに来い!」と上司に言われたとしても、メールで退職する旨を伝えておけば、話が早いです。
どうしても無断欠勤のまま退職したいときは

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どうしても、無断欠勤のまま上司と関わらずに退職したい方は、退職代行サービスを使うのも一つの手です。
・退職交渉をするのは面倒
上記のような方は、退職サービスを使うと、業者があなたの代わりに退職する旨を会社に伝えてくれますよ。
退職代行サービスの成功率はほぼ100%です。確実に仕事を辞めたい方にはオススメです。
まとめ
本記事では、「無断欠勤のまま退職するデメリット」と「会社とトラブルにならずに退職する方法」を解説しました。
最後に、無断欠勤のまま退職するデメリットをもう一度おさらいしましょう。
✅無断欠勤のまま退職するデメリット3つ
②退職書類を受け取れない
③損害賠償請求される
無断欠勤のまま退職するのはデメリットが多いので、退職する際は退職を自分で伝えるか、退職代行サービスを使いましょう。
あなたの悩みが、一日でも早く解決されることを心より願っています。